2012年8月21日火曜日

ドル円はあくまでレンジ相場

<ドル円 1時間足チャート>

ドル円は8月13日~17日まで5日連続陽線でした。上げ幅にして130pips程度です。この上昇を持って、ドル円は上昇トレンドに入った、という論調が俄かに出始めました。

この上昇の背景はアメリカ国債の金利上昇です。そして金利上昇はアメリカの経済指標が予想よりも良くて、その結果リスクオンとなり、アメリカ国債から資金がよりリスクの高い市場に流出しているため、ということのようです。

本当にアメリカの経済は上向きなのでしょうか?

前回の雇用統計は高々16万人増です。予想が10万人だったため良くなったように見えますが、継続して20万人以上の増加でないと、失業率が低下しないと言われているのですから、まだまだ物足りません。フィラデルフィア連銀製造業景気指数に至っては4ヶ月連続でマイナスです。とても楽観視できる状況ではないと思います。今の金利上昇は少し斜めから見ておく必要があるのではないでしょうか。

今月末に毎年恒例のジャクソンホールでのバーナンキ議長の公演があります。 この公演内容によってトレンドが形成されたことが過去ありましたので、この公演は注目ですね。

さて、先週の5連続陽線があったと言っても、結局78円~80.60円のレンジの真ん中に戻ったに過ぎません。節目まで戻ったところを売る戦略で良いと思います。直近では79.74円、その上は80.06円付近です。この辺りは絶好の売り場ではないでしょうか。あるいは79.15円付近は明確に割ったら、その戻りを狙いたいところです。

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