ナンピンしても良いケースとは

下記はドル円の5分足チャートです。

深夜のFOMC議事録を材料に82.97円近辺まで一気に上昇しましたが、83円を超えることができませんでした。これをどのように考えるかと言うと、

・83円にオプションがある。
・83円近辺から上は売りがかなり厚い。
・83円以上でロングしていた人からのやれやれ売りが出ている。

などを想像します。

そうすると、この高値82.97円を一度で超えるのは難しいのではないかと判断しました。かと言って、82.97円まで近づくかも怪しい。そうすると、82.90円を越えた辺りから売り上がってみよう、と考えて売ったタイミングが上記チャートの白丸の部分です。

この場合、1度の売買金額はいつもより少なめにして、赤い線を越えたらあきらめます。今日の売買結果は以下の図です。

82.90円から3回売りました。1回の金額はかなり少なめです。

このような戦略もありではないでしょうか。もちろん、今まで書いてきたとおり、自分が想定したラインを超えてからのナンピンは厳禁です。

ただし、今日はたまたまナンピンして、分かりやすい結果になったので紹介しましたが、それまでのチャートの形状やラインに近づく過程、ポジションの偏り具合などを考慮しないと上手くいかないし、締め切り時間の選択も難しいので、あくまで戦略の1例として。


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