ドル円分析(5月23日)

昨日は久々に押し目も無いまま上がり続ける相場になりました。

<ドル円 1時間足チャート>

上がり続けた理由を私なりに考えてみました。

①ここ数日のもみ合いで79円前半にショートが溜まっていた。
②オプションの防戦などで79円ちょうどが予想以上に硬く、売り方が諦めた反対売買が出た。
③フィッチの日本格下げに素直に反応した。
④財務省幹部の市場注視発言に反応した。
⑤今日の日銀政策会合における追加緩和期待。

う～ん、どれもしっくり来ませんね。ただこのような相場でも自分の分析に従って粛々とトレードすることが重要です。
昨日の場合は、79.45円、79.72円、80.00円、80.16円付近のラインでショートすることになります。（79.72円はフィッチによる格下げニュースが出たタイミングですので、トレードしない人が多いかもしれません。）

しっかりライン分析してトレードすれば、昨日のような一方通行の相場でも利益を出せますし、少なくとも大損しなくて済みます。

マーチンゲールのような機械的なトレードが如何に危険かが昨日の相場を見ても良く分かります。

今後の相場観ですが、週初にも書いたとおり、80.10円以上に定着するようなら中立、80.54円を超えるようなら買い方有利、79.50円半ばに戻るようなら売り方有利という考えです。ただ、週足で79.50円を割ったにしては、79円台でもみ合った期間が短いし、やはり78円を見ないと済まないだろうという考えはまだ変わりません。

今日は日銀政策発表と白川総裁の記者会見があるため、私はトレードしない予定です。


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