2012年6月19日火曜日

窓埋めトレード

昨日は多くの通貨で窓を開けてスタートしました。

窓(ギャップ)とは金曜日のNY終値と月曜日のシドニー始値が乖離した状態を言います。基本的には月曜日に窓が開くことが多いですが、経済指標発表時にも窓が開くことがあります。

この窓は閉じることが多いという前提の基に、窓を埋める方向にトレードする戦略があります。例えばユーロ/ドルのチャートを見て見ましょう。

<ユーロ/ドル 日足チャート>

昨日のユーロ/ドルは60pipsほど上に窓を開けてスタートし、昨日の内に窓を埋めました。従って窓埋めトレードをしていれば、それなりに値幅を獲得できたことになります。一方でチャート上の○で囲んだ5/4→5/7、および5/11→5/14の窓はまだ埋めていません。

この窓埋めトレードで考えるべきことは非常に多いです。

①窓を開けた要因(ファンダメンタルズ要因、テクニカル要因)
②日足、週足のトレンド
③損切りのポイント
④市場のポジションの偏り具合

①を考えて見ましょう。昨日のギャップアップ(窓が上に開く)の要因は言うまでもなくギリシャの再選挙の結果が無難に終わったことが挙げられます。この要因を受けて、市場で時間が経過するにつれて、さらに窓が開いた方向に動くのか、あるいは窓を埋める方向に動くのかを考えます。ギリシャの再選挙が無難に終わったからと言って、ギリシャの債務問題が片付いたわけではないですし、さらにスペインやポルトガルなど問題を抱えた国が多いので、窓は直ぐに埋まるだろうと考えられます。

②については迷いますね。週足で見ればまだ下落トレンドに見えますが、日足では底を打って反転しているようにも見えます。これが例えば、週足でも日足でも下落トレンドの中にあってギャップアップしたのであれば、ギャップを埋める方向にショートしやすいですよね。

③は各自のトレードの基準に従って損切りポイントを決めることになります。

④は現在一番悩ましいですね。IMMポジションを見ると依然としてユーロショートに偏っています。ネットショートが19万枚以上残っています。ファンダメンタルズ的にはユーロをショートするところですが、このポジションの巻き戻しが一斉に発生したらどれだけユーロが上昇するのか、と思うとなかなか簡単にはユーロをショートできないですよね。

ヘッジファンドの期末が近づいているのでポジションの手仕舞いが発生するだろうという意見もあります。また、アメリカについても今年は大統領選挙があるので、株価を上げる対策を打ってくる可能性が高いです。それはつまりFRBも何らかの緩和策を打ち出す可能性があるということです。ということは米ドルの下落に繋がるわけですから、総合的に判断してユーロ/ドルは上昇するだろうから、まだ埋めていない窓を埋めに行くだろうという戦略の基にトレードする、ということも考えられます。

以上のように、窓埋めトレードも考える要素がたくさんありますが、戦略の1つとして私は「有り」だと思います。これを極めれば非常に大きな強みになると思います。そして、自分が思った方向に相場が動いても、なかなか利を伸ばすことができず、すぐに利食いしてしまう、と言う人にはメリットが多いと思います。なぜなら、窓を埋める位置が利食いポイントになりますから、少なくともそこまでは利を伸ばすことができます。

ちなみに窓が開いているかどうかは、6時や7時からトレードが可能な業者のチャートを見ても正確には判断できません。シドニー・ウェリントン市場からトレードができるSAXOBANK系の業者のチャートで判断する必要があります。私が日頃使っているマネーパートナーズのチャートではドル円はまだ窓を埋めていませんが、SAXOBANKのチャートで見ると、昨日の早朝にすでに埋めています。

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2 件のコメント:

  1. ど初心者shiomusubiです。こんにちは。
    ドル円の穴はいつ埋められるのかな?なんてお気楽に思っていたら、すでに埋まっていたんですね。知りませんでした。

    最近はやる気にならない(?)チャートで、見ているだけです。先日の判定時間のお話も興味深かったです。確かに、前の記事でも触れられていましたが、ようやく最近になって以前の記事の大切さが倍増してわかってきたところです。
    今日も大人しくチャートを眺めています。

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    1. shiomusubiさん こんにちは。

      shiomusubiさんも窓を見ているようですね。昨日のように多くの通貨で窓が開くと、いつ埋めるのかと気にするトレーダーも多くいるので、記事として書いてみました。

      トレード経験を積むことによって分かってくることも多いですよね。大切なことは過去の記事と重複してでも再度取り上げて見ようと、shiomusubiさんのコメントを読んで思いました。

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