2012年5月15日火曜日

ドル円分析(5月15日)

昨日は80円序盤を2度試しましたが、結局NY終値は80円を上回ることができませんでした。これは上値がかなり重いと見るべきだと思います。

<ドル円1時間足チャート>

やはりまだ80.00円が意識されているのと、昨日の高値付近の80.17円付近にも弱いながらレジスタンスがあるかと思います。サポートは79.72円付近でしょうか。そして非常に注目すべきなのは80.38円と79.40円です。このどちらかをブレイクしないと次の流れが決まらないような感じです。

また、本日は欧州時間とNY時間に重要指標の発表が多く予定されていますので、トレードする際には注意が必要です。


次に5月12日に発表されたシカゴIMMのポジション状況について見ていきたいと思います。 私は2つのサイトを良く見ます。

①「FOREX WATHCER
ネットポジションの推移とドル円の価格の相関が見やすいです。

②「セントラル短資FX
円ショートと円ロングの残高の推移が見やすいです。

シカゴIMMのポジション状況は直近の火曜日時点のポジションが土曜日に公開されます。つまり5月8日時点のポジション状況が5月12日に公開されます。

5月12日に公開された情報を見ると、41,093コントラクトのネットショートであったことが分かります。ネットショートの意味は、ドルに対して円ロングと円ショートの差し引きで円ショートの方が41,093コントラクト多いということです。つまりドル円ロングに偏っているということです。1コントラクトは1250万円です。

このドル円ロングに偏っているシカゴ筋の今後の行動については2つの見方があると思います。

①円安になると予想していたが、その予想が外れているので、上がったところで損切りする。
②今後円安になると予想しているので、このドル円ロングポジションをそのまま保持する。

そして私は前者だと思っています。セントラル短資のHPでポジションの推移を見ると、2月半ばから円ショートが増えているのが分かります。これは日銀がインフレ目標を提示したいわゆる「バレンタイン緩和」が影響していると思われます。つまり日銀がインフレ目標として1%を明示したということは、日銀は本気で緩和するはずだとシカゴ筋は考えて円ショートを構築したのではないでしょうか。

ところがその後の緩和策も中途半端なものだし、4月終わり頃のワシントンでの公演で白川総裁は、日銀が緩和しても限界があるし、副作用の方が大きいと発言しています。だからこそ、日銀が緩和姿勢を示しても、上辺だけだと市場が判断して円高に振れているのではないでしょうか。

上記のような理由でシカゴ筋がいつかは今の円ショートポジションを閉じると思いますが、その場合は当然円高圧力が掛かることになります。


↓応援クリックお願いします。

にほんブログ村 為替ブログ バイナリーオプションへ

9 件のコメント:

  1. 管理人さんこんにちは。
    いつもありがとうございます。

    今日の記事にある、「シカゴ筋が円ショートポジションを閉じると円高圧直が掛かる」というのは、ショートポジションを閉じると一層円高方向に進むという意味になるのでしょうか?初歩的な質問ですみません。

    返信削除
    返信
    1. toshiさん こんにちは。

      上値が重い、くらいに捉えておけば良いのではないでしょうか。シカゴ筋と言っても市場のほんの一部に過ぎないので、シカゴ筋が現在の円ショートポジションを決済したからと言って円高に動くとは限らず、上昇したところでは決済の売りが出やすい、くらいの考えで良いかと思います。

      削除
  2. 前回もありがとうございます、rnchokeです。
    昨日記事の「このラインを守ると、このライン付近のショートが溜まってくるので、下がりづらい」という部分の仕組みがよくわかりませんでした。
    それと、1度引いたラインを消すときには、どんな動きがあった事が条件になるのでしょうか。

    返信削除
    返信
    1. rnchokeさん こんにちは。

      例えば79.50円付近まで下がる段階では逆張り的なロングをする人が大勢いるので、ロングポジションが溜まります。そして、そこでサポートされて一旦反発するとロングポジションの決済が出るのと同時に、今度はショートポジションが増えてきます。また下がるだろうという予想の基でショートする人がいる、ということですね。そうすると、79円後半のショートポジションが溜まるので、下がったところでは利益確定の買いが出やすいのと、上がったところではショートポジションの損切りが出てさらに上がりやすい、という現象が起きやすいです。

      また、ラインを消す条件は、前日にそのラインを行ったり来たりした場合ですね。その場合は意味が無くなったと判断して消します。

      削除
    2. ご返答ありがとうございました。

      上値が重いとなると、しばらくはここ数日のように狭いレンジでの揉み合いが続くのでしょうか。あと、ユーロの下落につられて円高が進む事もあり得るのでしょうか。

      削除
    3. 今のように80円にも乗せられないくらい上値が重いのと、ロングに偏っている状況からすると下に行く可能性が高いと思いますが、何が起こるか分からないのが為替ですからね。少なくともロングする環境ではないというのははっきり分かります。

      削除
  3. さらにこんばんは(笑)♪
    ≧▽≦)

    「日銀がインフレ目標として~シカゴ筋は考えて円ショートを構築したのではないでしょうか」とありますが、
    現在の物価上昇率(でしたっけ?)は目標値1(~2)%を超えているということですか?

    インフレが進むと物価が上昇し円安になると思いますし、シカゴ筋は円ショートを構築するなら円高になると考えたからではないか?と思うのですが・・・
    私が何か勘違いをしているのだと思います。どんな勘違いをしているのでしょうか?
    σ(^_^;

    返信削除
    返信
    1. Misakiさん こんにちは。

      >>シカゴ筋は円ショートを構築するなら円高になると考えたからではないか

      この一文を見ると、たぶん「円ショート」と「ドル円ショート」とを勘違いしているのかな?ドルに対して「円ショート」とはすなわち「ドル円ロング」ですね。違ったらごめんなさい。

      削除
    2. ご返信ありがとうございます★o(^_^
      つまり、
        円ショート:円の売り
        円ロ ン グ:円の買い
      と理解すべきで、
        対ドルで売られる⇒円の価値Down⇒円安ドル高
        対ドルで買われる⇒円の価値 up ⇒円高ドル安
      なので、
        円ショートはドル円で円安ドル高
        円ロ ン グはドル円で円高ドル安
      に向かうということですね♪

      削除